From:高須 穣
谷川岳天神平のレストランより、、
いつものゴンドラを降りると、
綺麗な青空と白い雪がとても綺麗だった。
普段は天気が悪いところだが、
たまにいい天気にあたることもある。
いつも来ているここ天神平が、
僕のホームゲレンデです。
晴れの日の天神平
天神平はとても小さいゲレンデで、ロープウェイに乗って、
上にあるスキー場まで行くのですが、スキー場には、
実際3本のリフトしか動いていない実に小さいゲレンデです。
普通のスキーヤー、ボーダーから見たら実に小さくて楽しみようの
無いようなスキー場ですが、スキー場からロープウェイの入り口まで
滑って降りてくる滑降コースがこのスキー場の一番の目玉と言っても
良い実にマニアックなゲレンデです。
なぜ、こんな小さいマニアックなゲレンデがホームゲレンデなのかと言えば、
10年以上前にここに有ったスノーボードスクールで働いていた時があり、
それ以来、ここのマニアックな魅力にとりつかれて、何年も通っている
ホームゲレンデになっているのです。
ここのロープウェイは、よくあるスキー場のロープウェイと違い、
10人以上も一度に乗れる大きなロープウェイなのですが、
基本的に人が少ないので、だいたい貸切状態で乗るか、
一緒に乗ってもだいたい2組くらいなので、
「で~〜ん」っと大きく場所を使って10分位の乗車時間を使っています。
そんなロープウェイに乗っていると、一組のカップルらしき
ペアと僕たちは一緒に乗ることになりました。
彼らはロープウェイに乗るなり、バックからコンビニの袋を取り出し、
サラダ巻きやら、おにぎりやら、サンドイッチやらを取り出し、
おもむろに食べ始めました。
まじかっ。。。!!
外は天気が悪いわけでも無い、快晴である、快晴のスキー場の
雪の中でランチを楽しむのは実に気持ちがいいので、
それならばよくわかる。
なのに、なぜ、ロープウェイの中なんだ?
しかもそんなに若くない20代後半から30代前半と言った歳のようだから、
なおさらマジか、、と内心思っていた。
まぁそれでもそこは人の好き好き出し、別に僕らは迷惑を受けて
いるわけでは無いし、ゴミもちゃんと片付けて、ロープウェイの
人達に迷惑をかける感じでも無かったので、ま、それはそれでいいか。
なんて思っていた。
ロープウェイが到着する頃になると、彼らは食事を済ませ、
ゴミをカバンに詰め込んで、一言こんな事を言った。
「よし、食事終了。これで残り時間おもいっきり滑れるね。」
(うぉっ!こいつらやる!)
僕はビックリし、昔の自分を彼らに見た。
食事の時間を惜しんで滑ることに時間の全てを使っているのだ。
確かに僕はスノーボードを始めたばかりだった頃、お昼も食わずに、
毎日、毎日朝から晩まで、時間のある限り、滑っていた。
このゲレンデで、9時から16時まで滑り、隣のゲレンデが
ナイターをやっているからと、ちょっと休憩を挟んで、
18時から22時までなんて普通に滑っていた時も有った。
当然、滑っている時間が上達に繋がるし、楽しみながらも、
いろいろ考え、こうしたらもっとかっこよく見れるかな?
こうしたらもっと安定するかな?そんな事を考えて、
いたからメキメキ上達した。
よく、そんなに滑っていて楽しいのか?
そんな事言う人もいたが、上達したほうが絶対楽しいし、
いろんな所滑れたほうが絶対に楽しいと思ったから、
上達するために多少体にムチを打っても、上手くなりたいと思っていた。
今、スノーボードが楽しいと思えるのは、この集中して行動し、
上達したいと言う目標の為に全力で行動をしたいたからだろう。
ビジネスでもこの考えは大切だと思うが、あなたはどう思うだろうか?
結果を出したいなら、時間が無いと言うのでは無く、
どこの時間を削れるかを考えたほうが、生産的だと思う。
目標を達成するために、やりたいことをやる時間を作るほうが、
行動の量が増えるので、経験という何にも代えがたい資産が増える
のだと思う、そしてそれが今の結果の土台になっているのだと思う。
高い建物を立てるには、土台が大きいほうが絶対に安定する。
技術、知識を元々持っていれば、多少土台が小さくても高い
建物を作ることができると思うが、それほどの技術・知識を
持っている人はごくごく僅かだと思う。
だからやはり行動に重きを置いて、毎日を過ごしたほうが
結果がでると思うがあなたはどう思うだろうか?
P.S.
よし、俺もスノーボード頑張ってもっと上達するぞ、、、
と一瞬考えたが、
「おい、お前が今やるのはビジネスだよ。」
と先生に言われそうだったので、やめておこう(笑
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